問題識別triage

2023年12月13日

医学部の科目試験では複数の科目を課されます。理科2科目で120分など、一度の時間に二つの科目を行うことがよくあります。
金沢医科大学の総合型選抜では4科目で100分という、非常に時間配分が重要な形式です。

時間内に問題の難易度を判断し、順番を考えて対応する。限られた時間内に最大限のパフォーマンスを発揮することが必要になります。

これは医療に当てはめると、どうでしょうか。
まさにトリアージです。

明らかに難しく、時間をかけると他を解く時間がなくなってしまう問題に時間をかけてしまうのはいけません。自信がある科目ほど注意が必要です。
試験が開始してすぐに全体を俯瞰するのは難しいですが、試験時間内に最大のパフォーマンスを発揮するため、柔軟な対応が必要です。

例えば、自分が自信のある単元で難しい問題が出題され、時間がかかりそうと思った時、「これは他の人も難しいと感じているはず」と考えて、すぐに別の問題に移ったことで功を奏した生徒がいました。本番試験において非常に冷静に判断ができた例だと思います。

医学部受験では試験を通して様々な素養が試されていると思います。
先日卒業生の深見さんがこの稿にあげてくれた「受験勉強と医学部の勉強」書いてあったように、医学部での勉強や医師になった時のことを意識して日々勉強できれば、モチベーションも上がってくると思います。→受験勉強と医学部の勉強

直前の追い込み時期です。引き続き、頑張っていきましょう。

医学部専門予備校 メディカルフォレスト池袋校 大内