年別アーカイブ: 2016年

私立大学医学部の寄付金

2016年2月19日

医学部に入学すると寄付金が求められますが、ひとりあたり100~300万円位が大学としては欲しいのだろうと感じています。
でも、これはほとんどの場合、任意であり、寄付をしていない学生ももちろんいますのでご安心ください。

入試の縁故関係についてはいろいろ耳にします。
過去には、慶應幼稚舎(小学校)の入学をめぐり、ひとりあたり数千万円の詐欺事件がありました。
ある大学の附属幼稚園は入学に際し、寄付が1本500万円だそうです。
他には、芸能人枠、相撲枠、歌舞伎枠があるとのこと。
ある人物に仲介を頼んだら、ことあるごとに学校への寄付金が請求されるので退学を考えている、などいろいろです。
医学部への入学なら、詐欺の場合、いくら取られるのかを考えると、とても恐ろしい額が予想されます。

もし、縁故関係があっても、学力試験の結果にはまったく反映されないと思ってください。
学力試験の点が縁故によって改ざんされたとなれば、それは明らかに犯罪行為です。
近年はマークシートの大学が増え、成績を開示する大学も増えていますので、それがどれだけのリスクある行為となるかはおわかりいただけるかと思います。
ましてや、『白い巨塔』までとはいかなくとも、学長選、学部長選、教授選では派閥争いで、しばしば怪文書まで飛び出す世界です。
入試の不正行為が明るみにならないわけがありません。
皆さんは、このような詐欺や不正の犯罪行為には絶対に関わらないでください。

教務スタッフ

医学部入試の2次試験

2016年2月18日

2次試験の合否がどのように動くのかは受験者側には不透明なところです。
いろいろご心配な受験者も多いと思います。

2次試験につきましては、教員の家族点、OB関係の点、出身高校や両親居住の地域点、受験者の年齢などのいろいろな加点がつくことが考えられます。
が、実際は、それぞれの大学によって異なり、私どもにはまったくわかりません。

各大学とも、学費を下げ、優秀な生徒を取りたいという動きになってきているので、あれこれ噂話に振り回される必要もありません。
企業の採用と同じような感覚でいたほうがよさそうな大学があることも予想されます。

しかし、たいていは医者としてやっていけるかどうか、健康か、精神疾患はないか、コミュニケーション能力は著しく劣っていないか、などの判断で、医師として不適合な受験生をはじくために面接をしています。

ある医学部入試の面接官に聞いたところ、面接官のなかに精神科医が1人いるそうで、学力以外の面を審査しているそうです。
東医の2次試験でも、絵を描かせて受験生の精神面をチェックしているようです。

面接に加えて、小論文、心理テスト、適性試験を実施し、高校の調査書をみて、受験生の資質に問題がない場合は学力順で正規合格、補欠順位がくると考えましょう。
よって、これから入試に挑む受験生は、学科で1点でも多く取るため精進してください。

同点の場合もそれぞれの大学で合否のつけ方は異なります。
合計点が同じ場合は、英語の点数、それでも差が出ない時は数学、ということを行っている大学も過去にはありました。
入試担当者の特にトップが変われば合否基準も変わるでしょう。

しかし、絶対にコネがないと言い切れる合格者がほとんどです。
数年前、日医の入学式に参列した保護者様から「皆さんは実力だけで合格しました。だから自信を持ってください」というような話が学長先生よりあったと伺いました。

教務スタッフ

医学部入試の繰り上げ合格③

2016年2月17日

一部の大学では、繰り上げ合格者を大学の掲示や、HP上で発表してから入学手続きの書類を送ってきます。
繰り上げ合格者の発表も日時が決まっている大学はわずかにありますが、いきなり発表になることも少なくありません。
何の前触れもなく、嬉しい知らせの書類が届くこともあります。

また、大学によっては、電話で繰り上げ合格になったが、入学の意思があるかどうかを尋ねられ、入学希望の意思を伝えた場合、その後に入学手続きの書類を送付してきます。
国公立の後期日程あたりになると、初めは発表や書類発送していた大学でも電話での対応が多くなるようです。

そこで、問題になるのは、ご家庭での電話待ちです。
電話番で出かけることもできないとお困りの方が多いかと思いますが、たいていの大学は、本人への連絡先、親への連絡先と、出願願書などに記載した番号へ何度かかけてくださいますのでご安心ください。

しかしながら、10年位前に、ある国公立大学の入試担当者に聞いたところ、電話をかけて出なかったら次に回すという恐ろしい話を伺いました。
その頃は成績開示を求める動きがあまり普及していなかった時代だからだと思います。

いずれにしても、この時期、連絡先に記載した電話にたとえ知らない人からかかってきてもちゃんと出るようにしてください。
そして、その場で本人の入学意思の確認を即答で求められる場合が多いので、ある程度、心してお待ちください。

教務スタッフ

51歳で順天堂医学部1次合格果たす

2016年2月16日

私立医学部の最高峰である順天堂になんと51歳で1次試験を突破された方がいました。
このことからもわかるように、最近の医学部入試は明らかに1次試験の学力が第一義的に求められます。
年齢やコネなどではありません。
まずは1次試験を突破しなければ、コネなどのアドバンテージは利用できないのです。

大学側も国際評価基準を満たしたカリキュラムにより、医師国家試験の合格率をなんとか高く維持しようと必死のようです。
留年や放校という事実をよく耳にするようになったのも最近です。

真面目にコツコツと勉強し続けられる資質をもった受験生を大学側は欲しいのでしょう。
そのために、学費を下げることで、経済的に恵まれていなくても優秀であればそのような受験生に門戸を開いたり、センター利用の入試を導入して国公立志望の受験生を受け入れようとしたりしています。

勉強に王道はなし、といわれますが、まさにその通りだと思います。
そのために、私たちがサポートを全力でいたします。
安心してくださいね、一緒にがんばりましょう。

教務スタッフ

個別相談会&校舎見学会へお越しの方へ

2016年2月15日

最近、多くの方々にご来校いただいております。
メディカルフォレストでは、お客さまをお待たせしないように、完全予約制となっております。

大変恐縮ではございますが、あらかじめご希望の日時をお問合せフォームにご入力のうえ、ご予約をお願いいたします。

来週からすべて無料の基礎マスター(全36コマ)が始まります。
数学、化学、英語がスタートします。
担当講師は本科生コースで実際にメインで担当する先生方です。
そのため、実際の授業の雰囲気がお分かりになると思います。
ぜひ、この貴重なチャンスを生かして、有効に予備校選びをしましょう。

基礎マスター 募集要項

化学:2/15 , 22 , 29 , 3/7 , 14 , 21
英語:2/16 , 23 , 3/1 , 8 , 15 , 22
数学:2/17 , 24 , 3/2 , 9  , 16 , 23

時間:13:00-16:00 休憩20分

数学内容:二次関数、場合の数・確率、数列、ベクトル、微分・積分(数学Ⅱ)、総まとめ
化学内容:化学結合、物質量、化学反応の量的関係、濃度、酸塩基、酸化還元、有機化学、希薄溶液の性質、総まとめ
英語内容:動詞と文型・態、時制・準動詞、関係詞、助動詞・仮定法、比較、名詞・形容詞・副詞・接続詞・前置詞

授業料:すべて無料

教務スタッフ

医学部入試の繰り上げ合格②

2016年2月14日

大学側で入学辞退者がわかるのは、手続き締め切り後と、すでに手続きを済ませた受験生から辞退の連絡が届いてからです。

さて、辞退する人が辞退先へ連絡するタイミングです。
次の大学の合格がわかったら直ちに連絡してくださると待っている側はありがたいのですが、合格通知などの書類が手元に届いてからになるのではないでしょうか?
慎重な方は、新たな大学に入学手続きを済ませ、入学許可証が届いてからになるかもしれません。

今年の日程を見てみますと、昭和大学と東邦大学の入学手続きが終わった週明けの15日あたりから繰り上げ合格がある程度回り始めます。
25日から行われる国公立大学の試験前に一段落することが予想されます。
そして、例年と同じく、国公立が開いた6日過ぎから春分の日の直前まで、繰り上げ合格がフル回転です。
春分の日以降も少人数ごとに、ひとつが動くとドミノ倒しのように次々と大学を駆け巡ります。
ここ数年は入学式に間に合うかどうかの4月初旬にまで繰り上げ合格が発表になっています。

皆様に吉報が届きますように。

教務スタッフ

6浪で岩手医科合格

2016年2月12日

最近は新課程に切り替わったことで、現役有利といわれるようになった医学部入試。
そんな中でも、今年6浪でついに念願の医学部合格を勝ち取った人がいます。
途中で何度も諦めかけたようですが、継続は力なりですね。

よくネットや教育現場では、受験についていろんな噂が飛び交います。
多浪生は受からないとか、お金を積めば点数を加点してもらえるとか。

でも、実際の状況は大学関係者しか分からないことです。
そんな根も葉もない情報に振り回されず、しっかり学力を身につけることに専念したほうが合格に近づくはずです。
それを6浪の子は証明してくれました。

今年の入試で結果が出なかった方は、もう一度自分の学習状況を見直しましょう。
できれば、経験のある第三者に見てもらうほうがいいでしょう。
そのうえで、自分の弱点をどうしたら克服できるかアドバイスをもらってください。
きっとその先に、ゴールが見えてくるはず。

よくフォレストにもお母さまが心配でひとりで訪ねにきます。
できれば、お子様と一緒に来ていただくほうが、こちらとしましても実態を正確に把握でき、適切なアドバイスができると思います。

不安になるお気持ちは十分わかりますが、ここは一呼吸ついて冷静になり、どうすれば合格できるか、その方法を私たち専門のアドバイザーと一緒に考えていきませんか。

教務スタッフ

医学部入試の繰り上げ合格①

2016年2月11日

10日に岩手医科大学の繰り上げ合格者が14名発表されました。
すでに、正規合格者(募集要項記載の合格発表で合格となった受験生のこと)の手続きを締め切った大学は少しずつ動きがあるようです。

医学部の場合、文系の学部と異なり定員増となった場合は、教員と教室を確保すれば良いというわけではありません。
医学部は小グループでの授業が多く行われています。
実験、実習などの十分な設備が必要です。
医師となるための授業の質を下げるわけにはいきません。
医学部の6年間の教育予算は学生個人が納める学費では納まりきれないほどの莫大な費用がかかります。
そのため、夏ごろに文部科学省から許可が下りた人数増しかできません。

よって、入学辞退者が出た人数を、その都度、繰り上げ合格者として、各大学のやり方で決めた順番で受験者にその連絡が届きます。

しかし、例年の状況から見て多めに正規合格者を出す大学や、合格発表後、すぐに繰り上げ合格者として発表、書類発送する大学も少なくありません。
一方、国公立大学併願者の多い東京慈恵会医科大学は、すでに辞退者が出ていても、例年、国公立大学の発表の頃から動くようです。

教務スタッフ

再受験60歳で医師デビュー!

2016年2月9日

2015年、なんと5年の年月をかけて医学部受験をクリアした方がいました。
その方は大学を出て、長岐にわたり農水官僚として仕事をしたあと、地域医療に貢献したいという一念のもと、2005年50歳で受験を決意し、ついに2009年に金沢大学医学部の編入試験に見事合格されました。

きっかけは同じく50代の女性が医学部に合格した新聞記事を見たことだったそうです。
年齢のハンディキャップを跳ね除けて、毎朝仕事前の時間を利用して、勉強を続けてきたとのことです。
若い受験生も学ぶことが多いにありそうですね。
目標を設定したら、理想と現実とのギャップを埋めるために、必死に勉強をし続ける、そうした我慢強さ、辛抱強さが成功へのカギとなります。

ほかの再受験生の方にとっても大いに励みとなるでしょう。
ぜひチャンスを生かして、医師へと突き進んでもらいたいと思います。

東海大学や金沢医科大学、杏林大学、帝京大学などでは、年齢に関係なく合格者を受け入れる傾向にあるようです。
そういった大学が実施する一般試験や編入試験を突破して、ぜひ夢をカタチにしましょう。
メディカルフォレストでは、個別カリキュラムによって再受験者をサポートしています。
ぜひ、一度お問合せ下さい。

還暦の新人医師が出発「へき地で30年働く」
河北新報オンラインニュースより

教務スタッフ

東京医科大学医学部と日本大学医学部

2016年2月8日

両校とも、国立大学医学部の上位校併願者が多いと思われます。

東京医科大学のセンター利用は5教科ですが、英語のリスニング50点がプラスされ、950点満点なのでご注意ください。
例年からみると、国社で7割5分、英数理で9割あたりが合格ラインではないでしょうか。
私立専願者も、センターの英数理で9割以上が取れるくらいの力がつくと合格が確実に見えてくるのではないでしょうか。

東京医科大学の今年の繰り上げ合格の発表は、3月1日です。
その間に日医、昭和、順天などが動くので、東京医科大学の繰り上げは、回転が早いことが予想されます。
日大の繰り上げ合格者は、例年、合格発表後すぐに発表になり、ある程度の合格者人数を囲ってしまうのに加え、多くの名医を輩出し人気も高いせいか、繰り上げ人数は慈恵、日医、東京医科と比べ多くはないようです。

教務スタッフ