月別アーカイブ: 2024年10月

フォレストクイズ⑥

2024年10月31日

第6回目のフォレストクイズです!今回はタイムリミットが迫ってきている「あるもの」についての問題を出題します。

 

Q.平成9年度から19年度生まれで接種の機会を逃した女性に対する「キャッチアップ接種」が現在行われている、子宮頸がんなどをはじめとする病気に関わるウイルスの感染を予防するワクチンは「何ワクチン」?

 

 

~答えは下にスクロール~

 

 

A.HPVワクチン

 

HPV、ヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus)は子宮頸がんや尖圭コンジローマなど多くの病気の発生に関わっており、HPVワクチンはその感染予防のために小学6年生から高校1年生の女性に対して定期接種が行われています。しかし、かつてHPVワクチンの安全性に疑問が呈された時期があったために、その接種の機会を逃した世代がおり、有効性や安全性が確認された現在、その世代を対象に「キャッチアップ接種」という無料で受けられる予防接種が実施されています。記事の冒頭で「タイムリミット」と言ったのは、このキャッチアップ接種が行われるのが2025年の3月末までだから。この接種は3回受ける必要があり、厚生労働省によると4価や9価のワクチンであれば4か月ほどの期間で3回の接種が可能とのことで、11月末までに最初の接種を終わらせればキャッチアップ接種の期間内に間に合う、との見解が示されています。

さて、このHPVワクチンの定期接種やキャッチアップ接種は女性を対象としていますが、HPVワクチンは男性にも有効なワクチンであることも重要事項です。HPVは性的接触によって感染することが多いため、男性から女性に感染することも多々あり、性別に関係なく感染する病気・性感染症にも関係しているため、男性にとってもワクチン接種は重要といえます。ですが現在の日本ではほとんどの場合、男性がHPVワクチンを打つには全額自己負担で数万円を支払わなければならないため、そのハードルは高いと言わざるを得ません。そもそもHPVワクチンが男性にとっても有用であることそのものがあまり知られていないという実態もあります。この点については、これからの啓蒙活動が重要になってきそうです。

 

明日からは11月。徐々に冬めいてくる時期を迎えました。空気が乾燥してくる時期だけに手洗いうがいは余計に欠かせなくなってきますね。皆が無事に過ごせますように。頑張れフォレスト生!

 

医学部専門予備校メディカルフォレスト 上山

 

(次のフォレストクイズ更新は11/2の予定です。)

 

出典

 

厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_catch-up-vaccination.html

NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241012/k10014607781000.html

https://www.nhk.or.jp/minplus/0119/topic025.html

模試の復習

2024年10月30日

早いもので10月もあと1日。

11月に入ると志望校の過去問対策も本格的になる時期ですが、
ぜひ、この時期に忘れずにやってほしいことがあります。
今まで受けた模試の復習です。

当たり前ですが、試験で点数を取れるようになるには、自分が分からなかったところを分かるようにすることです。
「✕」→「〇」にすることで点数は上がります。
解いた模試は、自分が分からなかったところを指摘してくれています。
こんな素晴らしい自分だけの教材はありません。

模試の復習をお忘れなく!

医学部専門予備校メディカルフォレスト スタッフ青木

実力テスト

2024年10月29日

今週末、実力テストが実施されます。

以前、生徒さんに、テストどうだった?と聞いたところ、1限目の科目でつまずいてしまい、その後も引きずってしまって…。と話してくれた生徒さんが何人かいました。

テスト中、気持ちを切り替えることは、難しいかもしれませんが、とても大切なことです。
気持ちを切り替えるために、休み時間に教室を出て、歩いてみる。トイレに行ってみる。深呼吸をしてみる。何かを食べたり飲んだりしてみる。外をボーっと眺めてみる。etc…。その他、色々な方法があるかと思いますが、自分なりの方法を知っていると良いですね。

いつまでも出来なかった科目のことを考えて落ち込むのではなく、今やるべき目の前のことに集中してベストを尽くすために前を向きましょう。

日頃から自分なりの気持ちを切り替える方法を考え、実践し、本番ではアクシデントに引きずられることなく冷静に挑んでもらいたいです。

教務スタッフ 糸井

フォレストクイズ⑤

2024年10月28日

第5回目のフォレストクイズです!今回は近頃ニュースを騒がせる「ある病気」を出題します。

 

Q.かつては4年周期で流行っていたため「オリンピック病」などと称されることもあった、パリ五輪開催の今年(2024年)夏から秋にかけて全国の患者数が急増している病気は何?

 

 

~答えは下にスクロール~

 

 

A.マイコプラズマ肺炎

 

 

「肺炎マイコプラズマ」という細菌によって感染するマイコプラズマ肺炎は、比較的若い世代の人から子どもがよくかかる感染症です。空咳が症状としてみられ、飛沫感染などによりうつり、秋や冬に比較的増加する傾向にあります。

国立感染症研究所によると、マイコプラズマ肺炎は仙台市で1964年から1976年まで4年おきの流行がみられたこともあり、かつての日本では「オリンピック病」の通称が知られるようになりました。海外でも数年おきに流行する傾向にあるようです。そして、パリ五輪が開催された今年・2024年の日本においては、1999年に現在の統計方法に変わってから最多となる患者数を記録しています。

 

対策はいわゆる「風邪」と同じように、手洗いうがいの徹底や換気の実施、マスクの着用などが有効なようです。更には「夏風邪」であるはずの「手足口病」も季節外れの流行の兆しも。勉強に日々集中しているとついつい健康のことが後回しになってしまうかもしれません。病気にかかってしまう前に万全の対策を行っていきましょう。頑張れフォレスト生!

 

医学部専門予備校メディカルフォレスト 上山

 

(次のフォレストクイズ更新は10/31の予定です。)

 

出典

国立感染症研究所 https://www.niid.go.jp/niid/ja/typhi-m/iasr-reference/2618-related-articles/related-articles-527/12489-527r05.html

NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241022/k10014615821000.html

読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/medical/20241024-OYT1T50044/

医学部入試は個人戦?団体戦?

2024年10月27日

こんにちは。

ついに推薦入試が始まり、来たる一般入試に向けて過去問に取り組む生徒も増えてきたように思います。

いよいよ医学部入試が現実味を帯びてきた今、周りを見ると焦ったり緊張したりすることもあるかと思います。

この時期、それぞれ置かれた環境は様々ですが、まずは軸に自分の目標・プランをしっかり持つこと、そして適度に周りからの刺激を受けて正しく軌道修正していくことも大切です。

私は良くも悪くもマイペースな性格なので、周りの子が過去問を解き始めているのを見て”やばい!遅れているかもしれない!”とペース調整を行っていました!

正直なところ、入試が始まってしまえば周りはみんなライバルです。入試本番は1点でも多くを勝ち取ることが求められる個人戦です。

でも、入試までの日々は団体戦だと私は思っています。志望大学や進みたい診療科は違えど、”医師になること”という一つの目標は全員に共通していて、そしてそれは医学部に合格した後にも続いていきます。特にメディカルフォレストは生徒数があまり多くなく校舎全体が顔見知りという感じだったので、生徒だった頃は勝手に仲間意識を持って日々学んだりお互いに教え合ったり悩みを相談したりしながら過ごしていました。

自分の勉強が思うように進まなかったり、周りの進捗状況がつい気になってしまったり、はたまた順調そうな子を見てうらやましく思ってしまったりすることもあるかもしれません。

でも、周りからの影響をどう生かすかは自分次第です。周りを通して見ることで自分の直すべき部分(例えば私だったらマイペースなところ…)に気付いたり、自分が遠回りしていることを知ったりすることもあります。

ぜひうまくいかないときこそ一緒に闘っている周りの仲間を見て、良いアイデアを採り入れ焦る気持ちはもう一度走り始めるための原動力に変えていってほしいと思います!

がんばれ★フォレスト生

メディカルフォレスト卒業生 深見

生成AIと志望理由書

2024年10月26日

皆さま、こんにちは。

一部の大学では既に終了していますが、多くの医学部の推薦型選抜試験と総合型選抜試験の出願受付期間が近づいてきております。

生成AIを使った志望理由書や自己推薦書の作成について、昔は聞くことがありませんでしたが、ここ数年話題になること増えてきました。

出願に必要な志望理由書の内容を生成AIに作成させることはどうなのでしょうか。
各大学のホームページでは、生成AIの活用についてガイドラインがありますので、そちらを見ておくのが一番良いでしょう。
私が今まで確認できた大学の限りでは、使用を認めず、自身で作成した書類を提出するように、と示されています。

生成AIに文章の作成を頼むと、本当に“それっぽい“文章を作ってくれます。ただ、それは大学のアドミッションポリシーを理解したものであるか不明で、志望するに至った自分ならでは理由も当然含まれません。誰にでも当てはまりそうな”無難な”文章が完成します。仮にアドミッションポリシーの内容が回答にあったとしても、それが本当に間違いないものなのか、確認も必要です。これには時間も要します。

さらに出願に使用した書類は面接の参考資料にされることも多いです。
提出した内容について適切に答えられなければ、結局自分で書いたほうが良かったという結果になるかもしれません。

大学のことについて知らなければ、基本的にちゃんとした志望理由書は書くことができないと思います。
評価をする大学側は今まで洗練された志望理由書をたくさん読んでいますから、おそらく生成AIで作成した志望理由は見抜かれるのではないでしょうか。
生成AIは大変便利なものですが、万能ではありません。気を付けるべきポイントだと思います。

メディカルフォレストではプロの講師が志望理由書の添削指導もそれに基づいた面接指導も行っております。アドミッションポリシー他、参考にすべき資料も適宜指導をしています。
先日、東北医科薬科大学の総合型選抜においても書類審査の一次試験を突破した生徒が出ました。

この後も多くの試験が続きます。
体調に気を付けつつ頑張ってください!

医学部専門予備校メディカルフォレスト 大内

眠気対処法

2024年10月25日

先日、生徒さんとお話をした時に、いつの時間が眠くなるかという話になりました。
朝が苦手で眠いという生徒さんや午後になると眠くなるという生徒さん、それぞれでした。
眠気への対処法として、席を立ってリフレッシュするという意見がありました。

皆さんは眠気に襲われた時どう対処しているでしょう⁈
どうしても眠くて仕方ないときは席を立って気分転換するのはよい方法ですね。
少し身体を動かしたり、外の空気を吸ったり、自分なりの対処法を見つけてみましょう。
そして集中力を持続して、時間を有効に使えるよう工夫してくださいね。

がんばれ!フォレスト生!

自由が丘校 小松

⋆正しい頑張り と 良質な努力⋆

2024年10月24日

毎日 医学部受験合格のために
勉強を続けている皆さん お疲れ様です!

日々 頑張り 努力を続けているのに
思うようにいかない時ってありますよね。
そんな時は 一呼吸おいて
客観的に自分を眺めてみると良いそうです。

頑張って努力しても成果が出ない時
もしかしたら 無意識のうちに
「頑張る」 という 行動 が
目標にすり替わってしまっているかもしれないそうです。
せっかくの努力と頑張りが空回りしているかも!?

「医学部受験合格 」
この目標をしっかり見つめながら
いま 何が必要で 何をすべきか を明確にして
限られた時間の中で 目標到達の為の
良質な努力をしてください。

応援しています!!
フォレスト生^^

札幌校 渋谷

自分に集中★

2024年10月23日

こんばんは★

急に長袖になって、涼しくなり嬉しいなと思っていたら、湿度が高くて意外と暑かったり。
朝晩も寒暖差が激しく、季節の変わり目、体調整えにくいですね。
うっかり風邪ひかないように、寝る時の服装やお布団も要注意ですね・・!
衣替えが難しい!

共通テストまで87日。
私大入試初日まで90日。

後期も残り2週となりました。時間の流れがはやい!
推薦をうけるひとは、すでに本番を迎えてる人もいます。
それぞれ色んな動きをしている生徒がいますので、
周りが気にもなってしまうこともあると思いますが、

とにかく自分に集中して、取り組んでいきましょう!!
ファイトフォレスト生★

教務スタッフ 橋本

フォレストクイズ④

2024年10月22日

第4回目のフォレストクイズです!今回は記事の更新日である「10月22日」にちなむ問題を出題します。

 

Q.シーグリーン色のリボン「ISADリボン」がトレードマークとなっている、ある症状についての理解と啓発を目的とした国際的な日は「国際『何』啓発の日」?

 

 

~答えは下にスクロール~

 

 

A.「国際吃音啓発の日(International Stuttering Awareness Day)」

国際吃音啓発の日には吃音などの言語障害について人々の理解と啓発を目的に様々なイベントが行われます。吃音は現在でもその原因などが医学的に解明されておらず、世界の総人口の1%ほどが吃音を持つとされています。「吃音」と一口にいってもその症状は様々で、「同じ音を繰り返し発音するもの」「語の頭の発音が伸びるもの」「発声が続かなくなるもの」などがあります。

こうした吃音のある人が持つ悩みは、吃音のないマジョリティの人々の無理解により生まれることも少なくありません。たとえば、学校で吃音が出たときに、その様子を他の生徒にからかわれたりいじめられたりした経験によって更に吃音の症状が悪化することもあります。また、吃音を持つ人がしゃべる際に、やたらと吃音を指摘したり、無理に治そうとしたりすることで当事者が安心して喋れなくなり、より発話が困難になることもあります。吃音を持つ人々の悩みが解決されるには、吃音のないマジョリティの人々の理解が必要不可欠であるといえます(このような構図はマイノリティをめぐる問題の多くにいえることです)。

さて、吃音を持つ人として有名なのは、1994年に『スキャットマン』でデビューし世界中に大ヒットを飛ばしたスキャットマン・ジョン(Scatman John)ではないでしょうか。彼は自身が持つ吃音を逆手に取り、スキャットのような歌唱法で独特な歌をうたって注目されました。『スキャットマン』の歌詞は吃音の症状を持つ子どもを勇気づけるものになっています。耳に残りやすい曲なのでフォレスト生でも聴き覚えがある人もいるかもしれませんが、歌詞も見ながら聴いてみると新しい発見があるかもしれません。息抜きに聴いてみてはいかがでしょうか。

 

10月も下旬となり、気候の変動が気になるころ。くれぐれも体調には気を付けて、手洗いうがいで日々を乗り越えていきましょう。頑張れフォレスト生!

 

医学部専門予備校メディカルフォレスト 上山

 

(次のフォレストクイズ更新は10/28の予定です。)

 

出典

NPO法人千葉言友会Facebookより https://www.facebook.com/chibagenyuukai/posts/933244453473154:0/

日本吃音・流暢性障害学会より https://jssfd.org/kaisetsu.html

ローリングストーンジャパンより https://rollingstonejapan.com/articles/detail/38161