医学部情報」カテゴリーアーカイブ

51歳で順天堂医学部1次合格果たす

2016年2月16日

私立医学部の最高峰である順天堂になんと51歳で1次試験を突破された方がいました。
このことからもわかるように、最近の医学部入試は明らかに1次試験の学力が第一義的に求められます。
年齢やコネなどではありません。
まずは1次試験を突破しなければ、コネなどのアドバンテージは利用できないのです。

大学側も国際評価基準を満たしたカリキュラムにより、医師国家試験の合格率をなんとか高く維持しようと必死のようです。
留年や放校という事実をよく耳にするようになったのも最近です。

真面目にコツコツと勉強し続けられる資質をもった受験生を大学側は欲しいのでしょう。
そのために、学費を下げることで、経済的に恵まれていなくても優秀であればそのような受験生に門戸を開いたり、センター利用の入試を導入して国公立志望の受験生を受け入れようとしたりしています。

勉強に王道はなし、といわれますが、まさにその通りだと思います。
そのために、私たちがサポートを全力でいたします。
安心してくださいね、一緒にがんばりましょう。

教務スタッフ

6浪で岩手医科合格

2016年2月12日

最近は新課程に切り替わったことで、現役有利といわれるようになった医学部入試。
そんな中でも、今年6浪でついに念願の医学部合格を勝ち取った人がいます。
途中で何度も諦めかけたようですが、継続は力なりですね。

よくネットや教育現場では、受験についていろんな噂が飛び交います。
多浪生は受からないとか、お金を積めば点数を加点してもらえるとか。

でも、実際の状況は大学関係者しか分からないことです。
そんな根も葉もない情報に振り回されず、しっかり学力を身につけることに専念したほうが合格に近づくはずです。
それを6浪の子は証明してくれました。

今年の入試で結果が出なかった方は、もう一度自分の学習状況を見直しましょう。
できれば、経験のある第三者に見てもらうほうがいいでしょう。
そのうえで、自分の弱点をどうしたら克服できるかアドバイスをもらってください。
きっとその先に、ゴールが見えてくるはず。

よくフォレストにもお母さまが心配でひとりで訪ねにきます。
できれば、お子様と一緒に来ていただくほうが、こちらとしましても実態を正確に把握でき、適切なアドバイスができると思います。

不安になるお気持ちは十分わかりますが、ここは一呼吸ついて冷静になり、どうすれば合格できるか、その方法を私たち専門のアドバイザーと一緒に考えていきませんか。

教務スタッフ

医学部入試の繰り上げ合格①

2016年2月11日

10日に岩手医科大学の繰り上げ合格者が14名発表されました。
すでに、正規合格者(募集要項記載の合格発表で合格となった受験生のこと)の手続きを締め切った大学は少しずつ動きがあるようです。

医学部の場合、文系の学部と異なり定員増となった場合は、教員と教室を確保すれば良いというわけではありません。
医学部は小グループでの授業が多く行われています。
実験、実習などの十分な設備が必要です。
医師となるための授業の質を下げるわけにはいきません。
医学部の6年間の教育予算は学生個人が納める学費では納まりきれないほどの莫大な費用がかかります。
そのため、夏ごろに文部科学省から許可が下りた人数増しかできません。

よって、入学辞退者が出た人数を、その都度、繰り上げ合格者として、各大学のやり方で決めた順番で受験者にその連絡が届きます。

しかし、例年の状況から見て多めに正規合格者を出す大学や、合格発表後、すぐに繰り上げ合格者として発表、書類発送する大学も少なくありません。
一方、国公立大学併願者の多い東京慈恵会医科大学は、すでに辞退者が出ていても、例年、国公立大学の発表の頃から動くようです。

教務スタッフ

再受験60歳で医師デビュー!

2016年2月9日

2015年、なんと5年の年月をかけて医学部受験をクリアした方がいました。
その方は大学を出て、長岐にわたり農水官僚として仕事をしたあと、地域医療に貢献したいという一念のもと、2005年50歳で受験を決意し、ついに2009年に金沢大学医学部の編入試験に見事合格されました。

きっかけは同じく50代の女性が医学部に合格した新聞記事を見たことだったそうです。
年齢のハンディキャップを跳ね除けて、毎朝仕事前の時間を利用して、勉強を続けてきたとのことです。
若い受験生も学ぶことが多いにありそうですね。
目標を設定したら、理想と現実とのギャップを埋めるために、必死に勉強をし続ける、そうした我慢強さ、辛抱強さが成功へのカギとなります。

ほかの再受験生の方にとっても大いに励みとなるでしょう。
ぜひチャンスを生かして、医師へと突き進んでもらいたいと思います。

東海大学や金沢医科大学、杏林大学、帝京大学などでは、年齢に関係なく合格者を受け入れる傾向にあるようです。
そういった大学が実施する一般試験や編入試験を突破して、ぜひ夢をカタチにしましょう。
メディカルフォレストでは、個別カリキュラムによって再受験者をサポートしています。
ぜひ、一度お問合せ下さい。

還暦の新人医師が出発「へき地で30年働く」
河北新報オンラインニュースより

教務スタッフ

東京医科大学医学部と日本大学医学部

2016年2月8日

両校とも、国立大学医学部の上位校併願者が多いと思われます。

東京医科大学のセンター利用は5教科ですが、英語のリスニング50点がプラスされ、950点満点なのでご注意ください。
例年からみると、国社で7割5分、英数理で9割あたりが合格ラインではないでしょうか。
私立専願者も、センターの英数理で9割以上が取れるくらいの力がつくと合格が確実に見えてくるのではないでしょうか。

東京医科大学の今年の繰り上げ合格の発表は、3月1日です。
その間に日医、昭和、順天などが動くので、東京医科大学の繰り上げは、回転が早いことが予想されます。
日大の繰り上げ合格者は、例年、合格発表後すぐに発表になり、ある程度の合格者人数を囲ってしまうのに加え、多くの名医を輩出し人気も高いせいか、繰り上げ人数は慈恵、日医、東京医科と比べ多くはないようです。

教務スタッフ

日本医科大学医学部と東邦大学医学部②

2016年2月3日

東邦大学医学部は2013年の入学者から6年間の学費が600万円くらい下がり2500万円台となり、難度がさらに増しました。

東邦は英語配点が高く、東邦の独特な英語問題を解ける英語力のある受験生が合格しているようです。
他方で、英語が特に取れるわけではないが、4科目平均してある程度取れているという受験生も合格しています。
しかし、数学の問題はなかなか点がでないようです。
合格者でも、数学の正解率が半分を割っていると自己採点しています。
英語の分を数学で取り戻すのはなかなか難しそうです。

一方の日本医科大学は、学長が変わりました。
試験日が早まり、今までは慈恵、日大、東京医科などと同じ頃に合格発表をしていましたが、今年は、東邦、昭和などと同じ時期に合格が発表されます。
来年から前期と後期の2回試験が実施される為、今年は前期の日程を試したのかもしれません。
この2点から、入試状況に変化がみられるかもしれませんが、昨年までですと、慶應、順天、慈恵、昭和などの成績上位層が合格する大学と比べると学費が高く、難度の高い問題が出題されることから、受験倍率が低くなっていると考えます。

日医は倍率が低くとも、難しい問題に挑まなくてはならず、特に数学は東大レベルの問題を鍛錬したことのある受験者が合格しています。
しかし、合格者の中には、自己採点で数学が3割くらいで合格した生徒もいましたが、英語はほぼ完璧とのことで、昭和などにも合格していることから、理科も十分取れたのだと思います。
したがって、日医は3科目で稼げれば1科目の失敗があってもなんとかなりそうで、他の大学が残念な結果となっても力のある生徒なら4科目すべての学習が間に合わなかったとしても日医に受かっています。
すでに日医の2次は今日から始まっています。
明日からは東邦の2次となりますが、1次より2次で受験票を忘れる受験生がけっこういますのでご注意ください。
もし忘れても、集合時間にさえ間に合えば、係の人が何とかしてくれるはずです。
取りに戻って遅刻すると受験資格がなくなる場合があります。

教務スタッフ

日本医科大学医学部と東邦大学医学部①

2016年2月2日

昨日は日本医科大学と東邦大学の一次試験の発表がありました。

日本医科大学は慶應大学医学部と東京慈恵会医科大学とともに私立医学部御三家といわれ、日本最古の私立医科大学である伝統校です。
東京女子医科大学、東京医科大学はその前身の済生学舎、旧制日本医学専門学校の卒業生や分枝派によって創設されています。
埼玉医科大学の創設者も日本医科大学の出身です。
野口英世博士が、済生学舎のご出身であることは、皆さん、ご存じでしたでしょうか?
また、大学校舎の隣に同窓会館があります。
ここには、森鴎外が1年ほど住んだこともありましたが、その後、夏目漱石が居住し、「我輩は猫である」の舞台と親しまれた「猫の家」の跡地で、夏目漱石旧居跡として、文京区指定史跡となっています。

一方、数年前、NHKの朝の連続ドラマで堀北真希さんの「梅ちゃん先生」が放送されましたが、梅ちゃんの通った城南女子医学専門学校は、東邦大学の前身である帝国女子医学薬学専門学校がモデルとなっています。
ドラマの舞台となった東京の蒲田に在ります。
住所は大森なのですが、京浜急行梅屋敷駅、JR・東急蒲田駅から徒歩圏内です。
JR蒲田駅の東口から路線バスに乗ると、大学に隣接する病院の前で下車することができます。
東邦大学は理系の総合大学で、医学部のすぐそばに看護学部の校舎があります。
部活動の一部は看護学生と一緒のせいか少々優しい雰囲気があるようで、どちらかと言うと女子にオススメの大学です。

教務スタッフ

私立医学部の滑り止め

2016年1月28日

今日は東京女子医科大学の1次試験です。
スタッフも、受験生の今までの頑張りが報われて欲しいと願いながら、朝から落ち着きのない気持ちで過ごしています。

よく抑えの大学という言い方をします。
でも、医学部においては抑えの大学はないと思ってください。
模試においては偏差値が僅差ですがランク付けされています。
偏差値というのは50に近づくほど該当人数が多くなります。
つまり、競争相手が増えるだけなのです。

本校で3浪目を過ごし、東京医科大学と東邦大学の医学部に合格したAさん。
実は岩手医科大学を落としています。
Aさんは2浪目のときは、杏林大学と東海大学の補欠繰り上げを待っていましたが合格通知は届きませんでした。
その年、聖マリアンナ医科大学も受験しましたが1次合格まであと6点でした。
2浪目で決めたいと思っていたAさんは、模試の結果から、ここなら受かるだろうと思って受験校を選んだそうです。
Aさんは、逃げの姿勢でいたからダメだったのではないかと反省し、3浪目は弱気にもならず、自分と問題の相性が良いところを選び、見事、夢を叶えました。
その年の受験は、不思議と不安もなく、弱気にもならず、フォレストのスタッフにすぐそばで支えてもらっているという安心感から無心で望めたと言ってくれています。

よく、スポーツの試合でも無心で望み勝利を得たという話を聞きますよね。
受験生のみなさん、医学部は偏差値に関係なくどこも激戦です。
無心で最後まで頑張り抜きましょう。

教務スタッフ

杏林大学医学部分析

2016年1月27日

杏林大学は過年度卒業生にも優しい大学、6年間にかかる金額がクリーンな大学として有名でした。
しかし、数英の配点が理科より大きく、となると現役生が有利にもなります。
比較的、高校生は過年度卒業生に比べ、理科の受験準備が疎かになりがちなことからそのように言われています。
ましてや、理科と数学は新課程となっていますので、過年度生の苦戦が予想されます。

また、杏林は学費が私立医学部の中でも高額な方なのですが、1月中に一番早くに合格発表が出ることから、その結果を見て、国立の出願先を決めたり、私立受験 の作戦に役立てようとする受験生が多く出願してくるようです。
ですから、思わしくない結果が出たとしても諦めずに残りの大学に挑みましょう。
受験は始まったばかり。
今まで頑張ってきたのですから、まだまだ大丈夫です。

教務スタッフ

愛知医科大学、岩手医科大学、杏林大学の1次試験発表

2016年1月25日

愛知医科大学、岩手医科大学、杏林大学の1次試験発表がありました。
皆さん、一喜一憂なさっていることと思います。

受験会場を出ると、さっそく解答速報を配布している予備校もあります。
ただ、瞬時に予備校講師が作成することから、解答に誤りがある場合もあります。
それに、自己採点をしたところで、配点も不明なため大雑把なことし分かりません。
受験は相対評価なので、終わったものは気にしない、というくらいの気持ちで前に進みましょう。

合格した受験生ほど自己採点が辛口で、不合格になった受験生は甘くつけているような気がします。
つまり、失敗の要因のひとつに自己評価の甘さがあるのかもしれません。

現役で私大医学部に合格したAさんと、3浪して私大医学部に合格したBさんの2人の兄弟のお母様は、「AはBに注意していることでも自分のことのように聞いていて、きめ細かく重箱の隅を突くように勉強しているのに、Bは注意しても右から左に抜けていくような子どもだ」とおっしゃいます。

もしかしたら、点が取れていると思っていても不合格となってしまった受験生は、少々詰めの甘さがあったのかもしれません。
もう少し慎重に、重箱の隅を突くように問題を解いたらよかったのかもしれません。

そのAさん、初めての大学入試のスタートであるセンター試験の1日目が終わった日の夜、自己採点したのだそうです。
センター試験はその日のうちに入試センターのHPに解答速報が掲載されます。
その年は国語が大波乱の年。
Aさんは見事に玉砕して覇気がなくなり、得意なはずの2日目の理数科目でも精彩を欠いてしまったそうです。
押さえの大学には合格できたものの、本命の国立大学はセンターの失敗を挽回しようという焦りからか、またまた玉砕。
合格できた大学も、化学が解けず合格する自信はなかったそうです。
センターの自己採点で懲りたAさんは、試験後、会場の外で配られていた解答速報を受け取ったものの、解けなかった問題をチェックするに留めたそうです。

いっぽう、Bさんは何度かの受験の経験より、自己採点で一喜一憂すると次の試験に差し支えるとのことで採点はしなかったそうです。
やはり、出来なかったところを復習するだけだそうです。
試験から帰宅したBさんに、お母さまが出来栄えを聞いても「わからない」と繰り返すだけで、初めの頃はヤキモキしたそうですが、受験生を動揺させるのも良くないと思うようになり、出来るだけ聞くのをお母様も我慢なさったようです。

教務スタッフ